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かのん[奏音]の願い

「奏音」は「奏でる音」に由来します。それぞれが自分の音を奏で、響きが生まれる場所にしたい、という願いを込めています。

私たちはすべての子どもたちに、「成果を求められず、ただ好きなことに熱中できる場所」を提供しようとしています。それが私たちの目指す社会貢献です。

私たちが考えていること

私たちは、子どもたちに成長の場を提供しようとしています。
植物の成長に必要なものは、水、空気、光、ミネラルです。それでは、子どもの成長に必要なものはなんでしょうか。環境、交流、体験... 何を重視するかは、人によってさまざまだと思います。おそらく、子どもの成長の段階でも変わってくるでしょう。多くの場合で共通するのは、安全な場、必要なケア、そして人との関わりだろうと思います。
私たちは、かのん[奏音]を作り、本や参考書などを準備しました。学びや読書というテーマはありますが、成績を上げることを目指しているわけではありません。本をたくさん読むことを期待しているわけでもありません。むしろ、結果で評価することは避けようと思っています。私たちが提供しようとしているのは、「成果を求められず、ただ好きなことに熱中できる場」です。
大切な本や学ぶことの楽しさに出会えたなら、それは自分の支えになるでしょう。でもそういうものに出会えなくても、ここに来る楽しみが生まれれば、それはとても素敵なことです。
冒頭に「植物の成長に必要なものは、水、空気、光、ミネラルです」と書きました。教科書的にはこれでいいかもしれませんが、本当に植物が成長するには、枝や茎を伸ばし葉を茂らせるためのスペースが必要です。
私たちと一緒に、子どもたちの成長をゆっくり見守って下さい。「自分の存在や成長を口出しせずに見守ってくれる人がいる」というのは、なかなかいいものだと思います。

かのん[奏音]のこれまで、これから

かのん[奏音]は、子どもたちの健やかな成長を支援することを目指し、2019年12月にオープンしました。
設立当初は、FacebookやTwitterを利用して情報を発信していました。それでもなかなか皆さまにお届けすることができず、ほとんど利用していただけない状況が続いていました。そんな中、2020年6月、情報紙『ライフさせぼ』に大きな記事を掲載していただきました。それをきっかけに、長崎新聞、毎日新聞、西日本新聞にも記事を掲載していただき、7月にはTVの生中継もありました。
こうして、少しずつ学生の皆さまのご利用が増え、ボランティアやサポーター会員の皆さまに、私たちの活動を支援していただけるようになりました。私たちの活動を理解し、ご支援いただけること、直接的な支援は難しくても温かく見守っていただいていることに、深く感謝いたします。
2024年4月、場所としてのかのん[奏音]はいったんなくなりますが、「旅する本たち」などを通して、子どもたちに本を届ける活動は続けていきます。

旅する本たち

2024年1月11日、新しいプロジェクト「旅する本たち」が始まりました。
その仕組みについてご説明致します。

【仕組み】
佐世保市内のいくつかの店舗に協力いただいて、本棚を設置していただきます。この本棚には、それぞれのお勧めの本を並べています。皆さまは、この本棚から自由に本を借りることができます。返却の際には、どの協力店舗の本棚に返却してもかまいません。その結果、自動的に本棚の本が入れ替わることになります。船が港を出航して別の港にたどり着くように、本が佐世保のあちこちを旅するというプロジェクトです。
「旅する本たち」で借りることのできる本には、所定のシールを貼っています。
本との出会いをお楽しみください。

【参加店舗】
現在7店舗が参加しています。

【詳細について】
こちらのページをご覧ください。

クラウドファンディング(CF)の実施

かのん[奏音]の事業を継続するには資金を必要とします。残念ながら、今の私たちの力だけでは十分な資金を確保することができません。そこで、私たちの活動に賛同していただける方に、ご支援をお願いしています。
私たちは、助けながら、そして助けられながら生きています。皆さまのご支援を受けながら子どもたちを支えていく、ここに大きな意味があるのだと思います。
私たちに思いに賛同していただける方は、下記のサイトからご支援をお願いたします。

シンカブル(Syncable)
かのん[奏音]

持続可能なものにするために

これまでの活動の中で、私たちの試みが必要とされていることは充分に感じることができました。
これからの課題は、事業を継続していくための資金をどうやって確保するかということです。力を合わせて子どもたちが生活しやすい街を作っていきましょう。
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